大ヒット公開中の『ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版』に台湾出身の注目漫画家、高妍からイラスト到着!著名人からの追加オピニオンコメントも発表!

『牯嶺街少年殺人事件』の巨匠エドワード・ヤンが最後に遺した集大成『ヤンヤン 夏の想い出』が公開から四半世紀を経て4Kレストア化され、2025年12月19日より公開となった。



そしてこの度、本作のヒットを記念して2025年に出版されたコミック「隙間」(全4巻)が「このマンガがすごい!2026」(宝島社)オンナ編2位にランクインし話題を呼んでいる漫画家・イラストレーターの高妍(ガオ・イェン)から描き下ろしイラストが寄せられた。
「隙間」以前に出版された「緑の歌-収集群風-」(上下巻)では作中に『ヤンヤン 夏の想い出』のオマージュシーンも登場する等、本作に特別な想いを向ける高妍。今回描き下ろしたイラストで描かれているのは、映画の中で少年ヤンヤンが写真屋に向かって歩道橋を駆け抜けるシーン。その姿は映画の中で象徴的に登場する、「後ろ姿」として描かれている。
この歩道橋は「和平新生天橋」といい、40年以上もの歴史があり市民に愛されたシンボルだったが、2024年の年末に解体されている。高妍が台湾に住んでいた頃、毎日通っていた場所だという。このイラストにあわせて、コメントも到着。「エドワードヤンの映画は、一つの世代の「台北人」が抱く郷愁を、見事に凝縮しています。『ヤンヤン 夏の思い出』は、間違いなく、私の人生において最も好きな台湾映画です。観るたびに、まったく異なる感覚を与えてくれて、まるで私と一緒に成長しているかのように感じられます。」と、台湾出身者としての目線、として本作への熱い思いを書き記している。



また、本作が公開になってからも追加で多くのオピニオンコメントが到着したのであわせて紹介したい。実写映画『秒速5センチメートル』が大ヒットを記録した映画監督・写真家の奥山由之、映画『見はらし世代』が⽇本⼈史上最年少でカンヌ国際映画祭監督週間に選出された気鋭の映画監督である団塚唯我、バンドMONO NO AWAREのギター・ボーカル玉置周啓、映画監督でありバンドBialystocksのボーカル甫木元空、芸人であり映画・ドラマ評論を行う大島育宙いった面々からの絶賛コメントが届いた。
『ヤンヤン 夏の想い出 4Kレストア版』はBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座、109シネマズプレミアム新宿ほかにて全国公開中。
4Kレストア化された映画史に永遠に輝く名作。是非劇場の巨大スクリーンで堪能して欲しい。
高 妍(イラストレーター‧漫画家)コメント
エドワードヤンが生涯に手がけた八本の長編映画には、
いずれも一つの共通した主人公が登場している――それは「台北」です。
そこには、私が生まれる前の台北もあれば、私が日々行き交う見慣れた台北もあります。
エドワードヤンの映画は、一つの世代の「台北人」が抱く郷愁を、見事に凝縮しています。
『ヤンヤン 夏の思い出』は、間違いなく、私の人生において最も好きな台湾映画です。
観るたびに、まったく異なる感覚を与えてくれて、まるで私と一緒に成長しているかのように感じられます。
甫木元空(映画監督 / Bialystocks)コメント
なんてことない生活に人生の表と裏、生と死は転がっている。
自分じゃ見ることのできない背中。窓越しの人々。
エレベーターに乗って降りて、ドアを開けて閉める。
映画をみて、コンサートをみて、飛び交う鳩。
デートして、イタズラして、自転車乗って、雷鳴と共に雨が降ってくる。
ゲーム、トランプ、恋、後悔。なんてことのない毎日。更新される最新の日々。
人生の最後にこんな走馬灯を見て死にたい。
奥山由之(映画監督/写真家)コメント
都市が持つ悲哀と未来への希望、人生の儚さを静かに照らす。
カメラと登場人物は遠く感じるのに、この映画と僕たちの心はこんなにも近い。
それはまるで、ヤンヤンが撮ったあの写真たちのように。
玉置周啓(MONO NO AWARE)コメント
何の用だっけ。が物語を押し流していく。
なぜ窓を開けなかったのよ。
なぜ目を覚ましてくれないの。
どうしてこうなった。
窓ガラス越しの夜景になんども顔が映る。今じぶんがどんな顔をしているかを思い出すために。
絵が綺麗で、泣かせる場面が笑えて、それで、知らないうちに人生が終わっていく。何の用だっけと言いながら。
団塚唯我 (映画監督)コメント
私たちが日常でふと見かける街角にポツリとただずむあの人やあの人の、どこか頼りなさげで、時に勇敢な後ろ姿。
彼らがあんな背中になった訳をこれからもずっと考え続けるために、いつも映画を観ているのだろう。
素晴らしいという他ないこの映画は、私が普段映画を観る理由をそうやって優しく教えてくれているような気がしてならない。
大島育宙(芸人/映画・ドラマ評論)コメント
人間が、生死が、等価に存在することを映し取ろうと企み、挑み、淡々とここまで成功した映画を私は他に知らない。渋谷の映画館で一度だけ観ることができて以来、ヤンヤンは私の隣を歩き続けている。
あまりにも恋しく、1人で台北に飛んだ。マクドナルドは見る影もなくリニューアルされていた。結婚披露宴の舞台となるホテル「圓山大飯店」は時が止まったようにそのままだった。変わった景色も変わらない景色も、映画の中では止まっている。止まった景色と止まらない人間たちを、映画館に観に行く。
STORY
小学生のヤンヤンは、コンピュータ会社を経営する父NJ、そして母、姉、祖母と共に台北の高級マンションで幸せを絵に描いたような暮らしをしていた。だが母の弟の結婚式を境に、一家の歯車は狂いはじめる。祖母は脳卒中で入院。NJは初恋の人にバッタリ再会して心揺らぎ、母は新興宗教に走る……。そしてNJは、行き詰まった会社の経営を立て直すべく、天才的ゲーム・デザイナー大田と契約するため日本へと旅立つのだが。
STAFF
監督・脚本:エドワード・ヤン
撮影:ヤン・ウェイハン
編集:チェン・ポーウェン
録音:ドゥー・ドゥーツ
美術・音楽:ペン・カイリー
出演
ウー・ニェンツェン
イッセー尾形
エイレン・チン
ケリー・リー
ジョナサン・チャン
2000年|台湾・日本合作映画|中国語・英語・日本語|カラー|173分
|原題:YI YI|英題:YI YI: A ONE AND A TWO|字幕翻訳:石田泰子
|配給:ポニーキャニオン
©1+2 Seisaku Iinkai
インフォメーション
公式HP:https://yi-yi.jp/
ムビチケオンライン販売ページ:https://ticket.moviewalker.jp/film/090951?from=official
公式X:@YIYI_4K #ヤンヤン4K

